65-教えてサークルさん
教えて!サークルさん
[教えて!サークルさん]は、サークルさんの活動(生態……かも?)を教えてもらうコーナーです。
イベントに参加されたサークルさんに回答してもらう[サークルアンケート]の中で、毎回一つ[テーマ]を決めて質問しています。作品を作る上での工夫や、何か自分で決めていることなど、時には気分転換の方法を質問したり。作家さんは[本]をどんなふうにつくっているのかな、というキモチで[テーマ]を決めています。
第49回のテーマは「あなたが常に新刊を出すために行っている工夫や、秘訣はありますか? 教えて下さい」です。
今回も、たくさんの方から回答をいただきました。
それでは、見ていきましょう。
描き続ける
- 毎日描く。
- 毎日書く。
- 好きな物を描いています。
- とにかく書く。
- とにかく完成品を描きつづけること。
- 普段から作品を撮りためて置くこと。
- ネットカフェや、絵が描ける漫画喫茶に行って原稿を描いたりすることがあります。
- 平日でも少しでも時間があれば、1時間だけでも原稿を進める。無理しない範囲で楽しんで描く。
アイデア収集
- ネットカフェに閉じこもる。
- 仕事終わりに図書館に通います!
- ストレス発散として、ネタを考える。
- 「いつか描きたい本」リストを作ります。
- いつも描きたいネタについて考えている。
- 常日頃から次の新刊のことを構想しています。
- 美術館、博物館や、展示会などによく行くようにしています。
- ネタのメモを取る。日頃思いついたネタをメモしておく。
- 普段から漫画を描きためておく、参加作業はギリギリになってしまうため。
- ふとした時に思いついたネタをスマホのメモ帳にメモしてストックしています。
- 毎日、いつか本で使えそうなネタや、画像の編集・執筆を行い、本を出すタイミングで使用できるようにしておく。
- 手帳に書き出しております。年始に「このあたりに本出したい」と計画をざっくり立てています。
- 日常的にネタを書きためること。お守りみたいになって、ネタが切れても慌てなくなる。内容も日々良くなる(と思う)。
- 自分が書きたいものを箇条書きでいくつか出して、それらをどう物語にするか考えています。
- どこかに旅したときに自分の作品のキャラだったらどういう行動をするかなど。あと、ネタになりそうなものは撮っておく。
- ボードゲームを拘った本を作っています。ネタや、話を元にするために、「新しいボードゲームを沢山プレイする」ことが、新刊を出すための秘訣です。
- イラストのネタのために日常生活で感じた素敵なことをメモしています。やる気は友人を創作沼に突き落としたり、誰かから「新刊楽しみにしてるね」と、圧をかけられることで引き出しています。もちろん絵を描くこともすごく楽しいです!
- イベントごとに新刊は、かなり無理ですが、毎回、A4のペーパーの裏に1本、毎回違う短編小説を書く、というのをやっています。いつか、これをまとめると新刊になる…。物語の種は、資料だけでなく、常に身の回りのものを意識にとどめておくことで、ある日、突然に「何か」が化学反応的にかみ合う瞬間があると思います…。自分はそれを、電波と呼んでいます…。
テーマを決める
- ページ割りを考え出すと作業が進みます。
- テーマをしぼり、描き下ろし作品を中心に作る。
- 表紙のイラストや、文字のタイプ等、作品のジャンルによって変えています。
- 課題を設置した趣味活動にストーリーをつくること。
- 今回、初イラスト本を制作する際に初めに全体的な本の雰囲気を決めて、全部のイラストを同時進行で制作しました。
- 元気のない人に元気を与えたいコンセプトで活動しているので、芯をぶらさないようにしています。
モチベーション
- 時間と、気力の確保。
- ステキなサークル様の本を読み、モチベーションUPします。
- むしろ教えてほしい。〆切前にお尻に火がつくから、なんとかモチベーションを上げたいです!
- 新刊を出す為に行っている工夫は、自身のモチベーションを保つこと。そして、ひとつの作品を創りだしたという達成感や、手に取った人が喜んでもらえるように想像することで、新刊を出しています。
経験・体験
- 自分の体験を再構築して、「面白さ」に繋げる努力。
- 自分の経験を紙に落とし込むこと。緊張しないように落書き感覚で描くこと。
- テーマとしているものを自分自身が実際に体験、経験する。
- 自分の中で、経験則から「どれだけのペースで作れば余裕ができるか」を考え、そこからプライベートの時間を割り振っています。
スケジュール管理
- 時間管理。
- スケジュール管理を徹底すること。
- リスケジュールと、規模縮小です。
- 早めに予定を立てれば…良かったです。
- かなり前もって発行できるようにする。日、週、月、四半期、年ごとの目標を設定。進捗管理をする。
〆切り
- 目標を決める。
- 常に締め切りを作る。
- 〆切に追われる、正気を失う。
- 新刊発表イベントを先に公開して、期日を決めてしまいます。
- テーマと〆切を決めて、その目標に向かって制作する。
- なるべく毎回新刊を出していますが、入稿ギリギリになると、急いで考えて作っています。
- まず、印刷所の入稿〆切日を確認する。(早割の〆切メインに)普段からネタをかき集めています。
本を発行
- 合同誌を作る。
- 見栄えがする表紙絵と、内容。
- グッズ用のイラストも本に入れる。
- 春夏秋冬季節が変わる度に1冊出します。
- 知人と一緒に作るコトで逃げ道をなくす。
- 出ない神本より、出るクソ本を心がけている。
- 大変だからペン入れと、トーンはなしにしました。次はやってみたいです。
- なるべく多く頒布したいが、在庫も抱えたくないので、毎回部数に悩みます。
- 印刷部数を多くしすぎない。在庫がなければ「新刊を出さないと…」と、思えるので(笑)。
- 「出ない傑作より出る駄作」精神で作っています。完成度よりも、まず出す事を意識しています。
- 新刊にかける印刷代のコストを減らし、万が一売れなくても、なんとかなるようにするとアイデアを作品にしやすい。
- 出したい本をある程度何冊か決めておいて、その中で優先順位の高い本から出して行く感じでしょうか。(そして、本を出す頃にはまた出したい本が増えるので、以下ループ(笑))。
イベントに参加
- 新刊を出すイベントと、完成させる日付を決めて描いています。
- 新刊を完成させる前にイベントに申し込む。
- 余裕をもってイベントに申し込む。イベントに参加する。スケジュールを立てる。
- とりあえず、サークル参加の申し込みをする!
- せっかくイベントに出るので、薄くても新刊出そうと思うようになりました。
- まずイベントに申し込むと、なんか本ができる。
- 〆切りを設けること。イベントに参加して他の作家さんの作品を見ること。
- コミティアに申し込むことで締め切りが作れるので、あとはそれに間に合わせるだけです!
- 新刊の案を出す前にサークル参加申し込みをする。そうすれば、新刊を出さなくてはいけなくなるから。
- イベント申込時に「新刊出します」と、サークルカットに書く。何が何でも出さざるを得ない状態となる。
- イベントで机上に新刊が並んでいる様子を想像してヤル気を出しています! 新刊があるってすばらしい!
- 常に新刊を出すために、東京・大阪・名古屋のイベントはすべて申し込む1年を過ごしました。おかげさまでなんとかシーズンごとに1種類ずつの新刊を準備することができました。
- コミケC103が初参加で、売り上げが(案の定)あまり芳しくなかったため、経験を積むためにこちらに参加させていただきましたが、想像以上に手に取っていただけて、とてもモチベーションにつながりました。旅行同人誌を作っているのですが、単に自分にとって楽しい旅行をするにとどまらず、テーマを設定して旅行をすることで、旅そのもの、リサーチ、原稿、必要ならば再訪問というように旅行と同人活動のリズムが生まれつつあるように思います。
読者
- 毎回お買い上げくださる顔を思い出して追い込みます(苦笑)。
- 展示などに毎回来てくださる方がいると新しいモノを提供したい!と、思えます。
- 新刊を楽しみにしてくれている人を思い出します。
- 新刊を出そうと決めたらSNSでつぶやいて周知させる。絶対出さなきゃいけない状況にする。
- 本を出すのも初めてですが、「行きます!」と教えて下さった方々の声や、一押し、何より自分が欲しいという気持ちのために完成させることができました。
- 以前コミティアで仰っていただいたお褒めのお言葉や、Twitterの相互さんに作業通話という名の監視をお願いしたりしています。
- 会場で感想をいただく度に次の新刊のモチベーションとなるので、とにかくイベントに出るのが1番の秘訣です。名古屋コミティア64も大変楽しく過ごさせていただきました。地元が近いのでこちらのイベントに出られるのは特別感があります。いつも運営ありがとうございます。
Web関係
- Xで宣伝。
- 作業配信をしながらやっています。
- 進捗報告をSNSでして、状況確認をしています。
- SNSでこまめにマンガをUPして、まとまったら本にして売る。
- 他の方の作業ツイートを見て、あせりながら作っています。
その他
- 頑張る。
- 命を削る。
- 遊び歩いています。
- 意地でも書きます。
- 無理やり終わらせること。
- 自分の好きを知ってもらうこと。
- 初めてなので、これから学びたいです。
- 納品日が近づくにつれペンを持つ手の素早さが上がります。
- PDCAサイクルを回す、グラブルフルオート編成を充実させる。
- かなり行き当たりばったりでやっています。とくに工夫なし。
- 同人誌をいっぱい読む! 自分も作ろうと思うので!
- ポップを見本誌に貼る。オススメな所や、ページ数などあればパッと見盛り上がるようにハデに!
- 今回新刊落ちました! たぶん、デジタルで仕上げようとして、思いのほか時間がかかる、Apple Pencilが手に負担がかかる等々を見誤ったためと思います。次回はアナログで仕上げようと思います。
- もともと遅筆ですが、以前は5~60ページぐらいの本を創ろうと思っていましたが、仕事が忙しかったり、家事雑用で2年以上間があいてしまうので、24~30ページで毎年コンスタントに創れたらいいなと数年前から方針をかえました。
- イベントにサークル側として出るのも、本を作ることも初めてだったので無理なく確実に本が出せるように、基本的にweb再録+余裕があれば新しい絵を追加、金銭的にも無理のない範囲の冊数、仕様などはできるだけ自分の好みを優先という形で本を作りました。今後も同じように作るかはわかりませんが、無理しないようにできる範囲を全力で、が一番大事だと思っています。
Questionnaire Date:データで考える名古屋
[Questionnaire Date:データで考える名古屋]は、イベントに参加されたサークルさんに回答してもらう[サークルアンケート]の統計をグラフ化してみました。
名古屋COMITIAってどれくらいの規模のイベントなのかな?というギモンに対する一つの参考資料にしていただけるかなと思います。名古屋COMITIAは同人誌の展示即売会ではありますが、本の売買だけではなく、名古屋COMITIAの会場が購入者さんと作家さんとの交流の場になれば嬉しいです。
直接コトバで、推し本の投書で、アンケートで、お手紙で、どうか あなたの気持ちを相手に伝えてくださいね。